一人ひとりに合うベーシックスタイル、【NATURAL BASIC】を追求している倉敷京子です。
パーソナルカラーでは、まず似合う色を「黄色みが得意か」「青みが得意か」に分けるところからスタートすることが多いです。
なので、「イエローベース」と「ブルーベース」ってまるで、相入れないグループとか、違う国の住人であるかのように語られがち。
でもそれって、ちょっとだけもったいないかも知れません。
今回は意外と多い「紫色」が似合う人にスポットライトを当てて、分解・観察してみようと思います。
ところで…「紫」って、一見「青っぽい」と思いがちじゃないですか?
だから青みの色が似合う「ブルーベースの人に合いやすい」…って公式のように思われます。
でも、不思議なことに、ブルー、イエローのベースカラーにとらわれず、「紫が似合う人」って一定数、いらっしゃいます。
(もしかして これを読んでいるあなたもそうかも?)
今回は、そんな紫が似合うってどういう人?というお話です。
次の画像は、ある方にいろんな色を合わせてみたものです。
9つをばーっと漠然と見ると、よくわからないかもしれませんが、3つずつくらいに区切って見てみると、何か「感じる」ものがあるんですよ。
それでは、区切って見ていきますね。
まずは一番下段の、オレンジ色や赤みの「元気系」。
こちらでは、「人」よりも「色」ばかりが目立つ感じがしませんか?
グリーン周辺のナチュラル感。
いまひとつ、このかたの洗練された感じが失われるみたいかも…?
紫色周辺ではこの方の美しさが際立つ感じが。
この辺りの色が私の目にはしっくりきました。
…いかがでしょうか?
今回は、この、良かった3色の中でも、特に素敵だなと感じる、この中央の紫を中心に、さらに“深掘り”して行きたいと思います。
この紫、ちょっとこの方には目にまぶしい感じがしました。
そこで、グレーっぽくしてみます。
綺麗ですね。
美しさが引きた立つ感じがしますね。
さらにもっとグレーっぽくしてみてもいいかな…?そう思いました。
おー…こちらも綺麗ですね。
何だか自然と「きれいだな」「美しいな」そんな言葉が勝手に思い浮かぶようです。
この「紫色」。
赤と青の間にある、複雑さのある色 なんですね。
どういうことかというと、
赤は前に出る色。言い換えると目立つ色。
一方、青は後退色といって、一歩引いた色。
その、相反する色が混ざり合っているので、曖昧さが際立つのです。
そういう色が似合うということは、曖昧さが素敵になる人 なのだなということなんです。
なので、このような方は、先ほどのグレイッシュな紫でも良いのですが、さらにこんなふうに…
こんなふうに、だんだんといつの間にか色が変わっていくような、グラデーション配色も、とっても素敵に似合います。
そう、「曖昧さ」を強調したわけです。
最初に良い感じかな?と思った、あの紫色と比べてみると、同じ紫でも グレイッシュで、グラデーションをつけた下段の方がオシャレ感が増して見えませんか?
下段の方が、「人」が活きる感じですよね!
①グレイッシュにする
②グラデーションにする
この2つの方法で「曖昧さ」を強調した、というわけです。
■ 元の画像 ■
曖昧な色合いで、もともとお似合いの色だったのですね。
ただ、リップカラーをもう少し 似合う調子に調整したいかな…とそう思いました。
このくらいにするともっと良いかなと思います!
どういうことかというと、紫の持つ特徴のひとつに、
「他の色よりも明度が低い色」
という特徴があります。
言い換えると、「白黒化したときにより黒に近く見える色」ということです。
そんな性質もある「紫が似合う」ということから、3つめの調整、
③リップカラーもやや濃いめに調整した
というわけです。
先ほどの画像よりも、自然でありつつ、この方の持つ 飾り気のない洗練されたお洒落っぽさが高まったように思いませんか?
■ 調整後 ■ ←← ■ 元の画像 ■
リップカラー以外調整していないのですが、左の方がお洒落っぽくないですか?
不思議〜
「どんな性質のものが自分を高めてくれるか」
それがわかると、ほんのちょっとした選び方一つで、お洒落感が増します。
何色が似合うか、ではなくて、「どういう雰囲気・空気感をあなたが持っているか」が、とにかく大事!
それがわかると、きっと楽しくなっていきますよ!
「紫色」が持っている特性をひもといて追求すると「その色が似合う人」が素敵になってしまう理由もわかる、という例でした。
必要な方に届きますように。
【NATURAL BASIC®︎】 倉敷京子
ついつい読破したくなる!?
\ 似合う!を自分で探そう /
ちょっとマニアック?
探究心のある方にはオススメです。